2025年7月19、20日の両日イギリス首都ロンドンや中西部リバプール市内で行われたパレスチナ支持派のデモに参加していた人々の内、禁止物品の所持・携帯をしていた人物100名以上を逮捕しました。本件は「テロ対策法」に基づく逮捕であり、不用意なデモ参加が思いがけない帰結につながることを示唆しています。
週末にかけて行われていた英国全土各地、ロンドン、ブリストル、エディンバラ、マンチェスター、リバプール、トゥルーロ等でパレスチナを支持する団体の活動禁止に抗議するデモが実施されました。デモそのものへの禁止はありませんでしたが、活動禁止が命じられた「パレスチナ・アクション」を支援する物品を身に着けていた人物らが逮捕されています。本件は2000年制定のテロ対策法に基づく逮捕であり、テロ容疑に基づいて取り調べが行われています。
リバプールで逮捕された4名は74歳、72歳、65歳の3名が含まれており、年齢や出身に関係なく逮捕されることが明確です。日本人の方でイギリス滞在中の親イスラエルデモに参加すること、またイギリスで禁止されている団体の関係物品を身に着けることは不測の事態につながりかねない点ご承知おき下さい