2025年8月9日英国ロンドン市内で行われた抗議活動に関連し470名以上が逮捕される事案が発生しました。抗議にはイスラエルへの反対を主張するもので、ロンドン警察は事前に抗議活動を禁止すると発表していました。不用意な群衆への接近は思いがけない拘束につながりかねません
本抗議活動は親パレスチナ、反イスラエルを掲げ、過激な活動をも辞さないグループ「Palestine action」が呼びかけたものです。一部の参加者は市内の軍需関連施設や政府庁舎前で座り込みや塗料散布などの行為に及んだこともあり、抗議活動に参加していた人々は高齢者を含めて476人が逮捕されています。ロンドン市内では抗議活動に伴う交通規制や警察の警戒態勢が継続しており、週末にかけてさらなる集会が呼びかけられていることから、混乱の拡大も予想されます。
Palestine Actionは2025年7月にイギリス政府が「テロ組織」に認定したことによりすべての活動が禁止されています。同団体の支持を表明することやロゴの着いた物品、プラカード等を掲げる行為は逮捕の理由になる旨警察は警告しています。9日のデモでは抗議活動そのものの規模は約500人と強く警戒する者ではありませんが、デモ参加者らの近くにいた場合、Palestine actionの支持者でなくとも一時的に身柄を拘束される可能性は否定できません。当面の間特にロンドン市内では群衆や警官隊の集結地点に接近しないことが推奨されます