ギリシャ首都近郊での銃撃・立てこもり事案

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2024年2月12日、ギリシャ首都アテネの南側グリファダ市中心部の海運会社で銃撃事案が発生し、犯人が現場に立てこもりました。犯人は数時間後に自殺したとみられていますが同社社員ら3名が死亡しています。犯人は同社を解雇されたことで犯行に及んだ模様です。

 

事件はグリファダ市のアルテミシウ通りにある海運会社で発生しました。70代のエジプト人が銃を持って民間企業敷地内に侵入し、男性社員2名、女性社員1名を射殺しました。その後、犯人は人質を取って事務所内に立てこもり、一時周辺一帯が治安当局によって封鎖されました。当局と犯人のにらみ合いがしばらく続きましたが、最終的に犯人は自殺しています。

犯人は過去この海運会社の従業員として雇用されていましたが、直近解雇されたことで怨恨を背景として犯行に及んだ可能性が指摘されています。

 

同企業関係者以外に被害者はありませんでしたが、ギリシャでは最近経済の不調も相まって失業者も増えており、治安が一層悪化する可能性は否定できません。

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