2019年11月17日にギリシャ首都アテネ市内で大規模なデモ集会及び行進が行われます。在ギリシャ日本大使館及びイギリス政府もアテネ市内の混乱に備えるよう自国民向けの注意喚起を行っています。
このデモ行進は1973年、当時のギリシャ軍事政権に対し学生が蜂起しアテネ工科大学を占拠したところに軍が鎮圧部隊を投入し80名以上が死亡したことを追悼し、例年行われているものです。暴力的な行為が発生しやすいものではありませんが、大勢の人が集まるため市内の交通状況には十分注意が必要です。
なお、2019年に限って言えば、警察が大学内での取り締まりを行えるようにする法制度変更に対し、学生らが断続的に抗議を行っています。ごく小規模の偶発的衝突は報道されているもののこれら抗議活動も概ね平穏に行われています。