イタリアエトナ火山観光への注意喚起

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2025年2月8日以降イタリア南部シチリアのエトナ火山で噴火が観測されています。爆発的な噴火で被害が出ているわけではないものの、火山活動の撮影や見学に集まる観光客が増加しており、一部は適切な装備なしに登山を行い山岳救助が相次いでいることから不用意な登山を避けるよう注意喚起がなされています

 

エトナ山は2月8日、2月24日と噴火が確認されていますが、立ち入り禁止区域は設定されておらず大勢の観光客が溶岩のたまった火口を見学・撮影しようと集まっています。数千人単位で連日日帰り登山客がエトナ山に登っているようですが、その一部は雪山登山とは思えない軽装で入山し、救助要請を行う事例が増えているとのこと。火山活動が活発化しているタイミングで、不必要に山岳救助が出動することは望ましくありません。直近立ち入りを制限した観光客として、1)ミニスカート、2)乳児連れ、3)松葉杖使用者、4)夏用靴を着用した高齢者、等に言及されています。今後火山活動の動向や山岳救助隊のキャパシティ等をふまえさらなる入山規制が設定される可能性があります。

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