カザフスタン群衆による抗議と非常事態宣言

この記事のURLをコピーする

2022年1月3日以降、カザフスタン全土各地の主要都市部で燃料費の値上げに抗議する群衆と治安当局の衝突が相次ぎました。

一部の抗議者らは商店の略奪、アルマティ市庁舎やアルマティ空港施設内への侵入・占拠といった暴力行為に及び軍が出動する事態になっています。治安当局によればこれまでの一連の衝突で少なくとも数十人が死亡、200人以上が逮捕されているとのこと。1月6日現在、19日までの間全土で非常事態宣言が発令されています。

 

抗議者の集団が突入し、一時占拠された最大都市アルマティ市の市役所の様子

 

現地1月5日にはマミン首相率いる内閣が総辞職しており、政治及び治安情勢双方で予断を許さない状況が続いています。1月6日付で日本政府外務省も「最新の情報の入手に努め、デモに巻き込まれないよう十分注意してください。」と呼び掛ける注意喚起を発表しました。

海外安全メールマガジン登録