ラトビア戦勝記念日前後のセキュリティ強化

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2024年5月9日は旧ソビエト連邦圏の国にとってドイツに対する戦勝記念日となっています。ラトビアでは昨年来戦勝記念日に関連した行事、集会や花火等が法律で禁じられました。同国治安当局は本年の記念日に先立ち、5月9日前後の取り締まりを強化する旨プレスリリースを発表しています。群衆等への接近は推奨しません。

 

1945年5月9日は第二次世界大戦においてドイツが降伏を表明した日となります。現在のロシアを含む旧ソビエト連邦圏ではこの日を記念し各地で祝賀行事や追悼行事が行われてきました。ただし2023年4月20日、ラトビア国会で5月9日に戦勝記念日に関連した祝祭イベントや集会、行進、デモ等の実施を禁止する法律が成立しています。この法律では複数の人間が集まること以外に旧ソ連やナチスを連想させるシンボルの使用や花火等も取り締まりの対象となっています。加えて、ラトビア国内の戦勝記念碑も撤去されました。

 

昨年から適用されていた取り締まりは本年も有効であり、群衆が集まっている場所に誤って近づくと日本人であっても一時的な身柄の拘束や取り調べの対象になりえます。外出そのものは問題ありませんが、群衆に近づかず、少数で移動することをおススメします。

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