モンテネグロ南部宗教関連の衝突

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2021年9月4日モンテネグロ南部ツェティニエの正教会で新たな大司教着任を前に、数千人が抗議活動を行いました。一時協会周辺の道路封鎖され、対応した治安当局への投石が行われるなど暴力的な衝突も報告されています。

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治安当局と口論する抗議参加者(Radio Free Europaのウェブサイトよりキャプチャ)

セルビアとモンテネグロの歴史的関係、および宗教と政治の対立も背景の一つとされており、5日の着任式前後でも類似の抗議集会や衝突が発生する可能性も否定しきれません。滞在中の方は最新情報に十分ご注意下さい。

 

 

追記

9月5日、大司教の着任当日、多くの群衆が周辺道路を封鎖し、群衆と治安当局の衝突も発生しています。治安当局は群衆を解散させるために催涙弾等を用い、群衆も投石などで応じたことから双方合計で50名以上の負傷者が発生しています。

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道路をに座り込み、抗議する反セルビア正教会グループ(BBCのウェブサイトよりキャプチャ)

なお、大司教は軍のヘリコプターを用い、教会に到着しています。

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