2025年1月1日午後、モンテネグロ南西部ツェテニェ市内のレストランで銃撃事件が発生し、少なくとも10人が死亡しました。犯人は地元の40代男性であり、警官隊が同人の自宅を取り囲んでいたところ、2日早朝に自殺したとみられています。
本件は元日の午後、会食を楽しんでいた人々が犠牲になった銃撃・テロ事案と言えます。事件現場には犯人の家族がいたとされており、家族内でなんらかのトラブルがあったものと思われますが、レストランのオーナーおよび彼の10代の子供2人も巻き添えに遭っており、不条理な暴力行為であったことは明確です。
犯人は銃撃を加えた後、武器を持ったまま逃走していました。警察が犯人の身元を割り出したところ付近に住む45歳の男性であることが判明し、警察が自宅を包囲しました。警察が武器を捨て、投降するよう要求したところ犯人は自らに発砲し自殺したとのことです。
本件に関し、事件の動機や犯人の思想等を含め捜査が行われていますが、現時点では詳細は不明です。また、本件発生を受けて、モンテネグロ政府は一般人の武器所有を完全に禁じることを含め、可能な治安対策をすべて検討する旨発表しています。