オランダロッテルダム市内病院での銃撃事案

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2023年9月28日オランダ西部ロッテルダム市内のエラスムス病院で銃撃事案が発生し、少なくとも3名が死亡しました。事件現場周辺は一般の病院利用者や通行人が多くいました。犯人は既に逮捕されています。

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銃撃があった後病院の外に避難した病院利用者・医療関係者ら(英テレグラフ誌のyoutubeより)

現地警察の発表や目撃証言によれば、28日の午後2時すぎ、ロッテルダム市内中心部にある中核病院であるエラスムス・メディカル・センター内で銃撃が発生しました。病院での銃撃前に約600m離れた住宅街でも銃撃が発生していました。住宅街で2名、病院内で1名がこれまで銃撃により死亡が確認されています。うち1名は10代の少女でした。また、事件との関連性は明確ではないものの銃撃現場付近では火災も発生しています。

 

銃撃犯は32歳の現地在住学生とのことであり、既に警察が身柄を拘束しています。過去に動物虐待などの罪で警察が捜査していた経緯がある人物だったとのこと。動機や標的等は現時点では不明ですが一般人も多くいる場所での銃撃であり、また病院の外でも発砲していることから犯人と無関係の方を死傷させる意図があった可能性は否定できません。

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銃撃が発生した場所の位置関係(BBCのウェブサイトよりキャプチャ)

 

日本では皆さんが銃撃事件を経験することはほぼありません。しかしながら海外旅行先としてもメジャーなアメリカや今回事件が発生したオランダ等、「治安が悪い」というイメージがない国でも一般の方が多く往来する場所での銃撃事件はしばしば発生しています。万が一皆さんが銃撃事件等に巻き込まれた際生き残る確率を上げるための工夫をぜひ覚えておいてください

【参考】緊急事態発生!あなたの身を守る三原則

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