2023年7月30日ロシア首都モスクワの中心部に位置するオフィスビルに対してドローン攻撃が行われました。少なくとも1名が負傷し、ビル2棟の外壁が破損する被害が生じています。本事案を受け一時モスクワの空域で航空機のルート変更が行われました
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本件についてロシア政府はウクライナ政府による攻撃であると非難を行っています。広く報じられているとおり、現在ロシアとウクライナの間で軍事衝突が続いています。現時点でこの攻撃がウクライナ政府あるいはウクライナ軍によるものか確証はありません。ウクライナ政府による攻撃宣言はなされていませんが、ゼレンスキー大統領は本攻撃の後に行われた会見で「戦争を行っている以上差避けられない、当然で正当な事態であり、モスクワにも戦争の影響が及ぶ」と発言しています。モスクワではこの一週間に3件、ドローンを用いた類似の攻撃を受けています。
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本件での被害実態は明確になっていませんが、ロシア政府は負傷者1名と発表しています。またロシア政府はモスクワ郊外で3基のドローンを撃墜したと発表しており、今回被害が発生したのは撃墜したドローンがビルに墜落したことによるものとしています。ただし、現地の様子を