ロシアへの一般医薬品持ち込み注意喚起

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2025年3月3日、ロシア警察の情報によれば、日本製の医薬品をロシア国内に持ち込もうとした船員を入国検査時に麻薬持ち込みの罪で刑事訴追されています。同船員が持ち込もうとしたのは日本国内で広く販売されている医薬品でしたが、同国の法律上麻薬として扱われる成分が含まれているとのこと。

 

日本製医薬品はあくまで日本国内の薬事法等によって認められた成分が使われています。今回ロシア人が持ち込もうとして摘発された医薬品は日本の「パブロン」だったとされています。医師の処方がいらない一般薬(ドラッグストア、スーパー等で購入可能な風邪薬等)は通常多くの国で許可証等なしに持ち込むことが可能ですが、特にロシアでは過去パブロンは同国の法律上麻薬・向精神薬成分(ジヒドロコデイン)が含まれているとしてたびたびトラブルが発生しています。在ユジノサハリンスク日本国総領事館からも正式に注意喚起がなされていますので、ロシアに渡航される方はパブロンを筆頭に、ジヒドロコデインを含む医薬品の持ち込みは避けてください。

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