ロシア南部ロストフ・ナ・ドヌへの無人機攻撃

この記事のURLをコピーする

2025年8月14日ロシア南部ロストフ・ナ・ドヌ市中心部にて、無人機が集合住宅付近で爆発し少なくとも13人が負傷しました。負傷者の内2人は病院に運ばれており容体は不明です。同市内で民間住宅が直接的な攻撃対象になったのは初めてです。

 

本件はロシアとウクライナの軍事衝突に伴う、ウクライナ側の攻撃によるものと想定されています。ロストフ市はウクライナ国境から約250キロであり、首都モスクワに比べればはるかにウクライナに近い都市です。これまで軍事施設がウクライナ側の攻撃目標となった事例はありましたが一般人が暮らす集合住宅への攻撃は今回が初めてとされています。

現地で周辺住民が撮影した動画がSNS上に公開されており、ゆっくりとロストフ市上空を飛行するドローンが住宅の上で爆発する様子が記録されています。

 

ロシア国防省は同日、ベルゴロド州およびクルスク州で計8機のウクライナ無人機を撃墜したと発表したが、ロストフ市での攻撃については公式な言及をしていません。また、ウクライナ側も本件を含む一連のドローンによるロシア領内への攻撃について現時点でコメントを出していません。

 

海外安全メールマガジン登録