スロバキア首都他反政府抗議デモの活発化

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12月16日スロバキアのブラチスラバを含む9都市で司法改革への反対を主張する抗議デモが行われました。抗議は野党主導で行われており、今後も類似の抗議行動が続く可能性が高いとみられています。滞在中の方は群衆が集まる場所には接近しないようおススメします

 

本件抗議は首都ブラチスラバを含む全国9都市で同時に行われ、広場や主要道路が人々で埋め尽くされました。背景には政府による司法改革があり、参加者はこの改革が法の支配を損ない民主主義を後退させると訴えています。与党が主導する司法改革では内部告発者保護局の廃止や刑法改正が含まれ、証人制度の扱いが変更されることが特に批判されています。法案はすでに12月中旬に議会で可決されていますが、最大野党プログレッシブ・スロバキアが抗議を主導し、ペレグリーニ大統領に拒否権行使を求めています。

 
 
政府与党は法案成立を強行する姿勢を崩しておらず、抗議は今後も継続する可能性が高いと見られています。現地滞在中の方、今後スロバキアに渡航を予定している方は、現地最新情報を収集しデモ隊や治安当局等の集結地点には近づかないこと、もし多数が集まる場所に遭遇した場合には速やかにその場を離れるようおススメします。

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