スペイン西部化学薬品庫での爆発・火災

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2025年5月10日スペイン東部バルセロナからほど近イビラノバ・イ・ラ・ジャルトルの化学薬品庫で爆発・火災が発生しました。死傷者は出ていませんが、周辺に広まった有害物質の影響を鑑み一時外出禁止令が発令されましたが現在外出は可能です。

 

本件はプールの洗浄剤を保管していた化学薬品庫で発生した火災による影響が広がったものです。本事案の直後、スペイン当局はバルセロナ近郊一帯の約16万人に対し、有毒なガスによる雲が広がっているとして外出を控え屋内で待機するよう命じました。またビラノバ・イ・ラ・ジャルトルにより近いスペイン東海岸の5つの村落は危険地域に指定され、ドアや窓の閉鎖も勧告されました。

火災による直接の死傷者は出ておらず、消防隊が鎮火した模様ですが火元となった化学物質が広く周辺に放出されており、当面大気中の毒性モニタリングを行うとのこと。現地10日中に外出禁止令は解除されていますが、健康に不安のある方はもちろんのこと一般の滞在者の方も現地最新情報にはご注意下さい。
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