スウェーデン首都教会でのテロ未遂事件

この記事のURLをコピーする

2023年4月末、ドイツにおいて、スウェーデンに所在する教会を標的としたテロを計画した疑いのある兄弟が逮捕されました。事件の捜査は継続していますが当局によると、2023年1月にストックホルム市内でコーラン焼却集会が行われたことに関連していると考えられるとのことです。
報道によると、2人の兄弟はシリア国民であり、それぞれドイツのハンブルクとハンブルク州ケンプテンで逮捕されています。

警察はハンブルクの住宅の取り締まり中に、爆発物の製造に使用できる化学物質等を発見しましたが、爆発物は完成しておらず、爆発する可能性もなかったとのこと。イスラム教の過激な解釈に基づく動機が想定されているものの、捜査当局はテロ組織ISとの直接の関連性はないとみています。

スウェーデン当局の分析によれば、ストックホルム市内のトルコ大使館の外でコーラン焼却集会が行われた結果、短期的にスウェーデンが暴力的イスラム過激主義者にとってテロ攻撃の優先的な標的になっている可能性があります。
現地滞在中の方は人が多く集まる場所、宗教関係施設、政府関連施設等はテロの標的となりやすいことを認識し、安全対策に十分ご注意ください。

海外安全メールマガジン登録