タジキスタン南部アフガニスタンからの越境攻撃続発

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2025年11月下旬タジキスタンとアフガニスタンの国境付近で中国人労働者のキャンプが相次いで襲撃され、合計5名が死亡しています。いずれもアフガニスタン側から武装集団が越境して攻撃を行ったものとされており、タジキスタン政府も国境地帯の治安悪化を認めています

 

一件目の襲撃は11月26日に南部ハトロン州シャムスディン・ショヒン地区で発生し、3名が死亡しています。二件目の襲撃はゴルノ・バタフシャン自治州ダルヴォズ地区で発生し2名が死亡しました。タジキスタン外務省はいずれもアフガニスタン側からの越境攻撃であると発表しています。両事件とも銃撃や爆発物を搭載したドローンが用いられており、国境の警備が十分ではないことを示唆する事案です。

一件目の事案は中国企業が操業する金鉱山に対する襲撃事案であり、中国政府は現地企業に操業停止や撤退を検討するよう指示し、在留者に国境地帯から退避するよう勧告しました。

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