ボリビア モラレス元大統領支持派による抗議活動激化

この記事のURLをコピーする

2025年6月中旬ボリビア国内各地でモラレス元大統領の支持者らが同氏の大統領選挙参加を求めるデモ活動を激化させています。ポトシ県ではデモ隊が銃撃や爆破を行い警官3名が死亡するなど、これまで少なくとも5名が死亡しています。燃料や食料品の輸送も停滞しており、滞在中の方は最新情報にご注意下さい

 

一連の抗議活動で混乱が確認されているのはコチャバンバ県、ポトシ県、ラパス県、サンタクルス県、オルロ県、ベニ県の6県です。特にポトシ県及びコチャバンバ県では道路封鎖を排除しようとする市民・治安当局とデモ隊の衝突により警官4名、抗議参加者1名の死亡が確認されています。抗議参加者らがライフル銃等を用いた銃撃やダイナマイトによる爆破、投石などを行っていることが原因です。

また、混乱の拡大、デモ隊による道路の封鎖を受けて主要都市間を結ぶ高速バスの運休が続いている他、燃料・食料品等の物流が停滞するなどの影響も出始めています。

 

ボリビア治安当局は暴力を辞さないデモ隊の活動には鎮圧や強行的な道路封鎖地点での逮捕などを行っており、今後更なる衝突激化も否定できません。

海外安全メールマガジン登録