2024年4月16日現地深夜、ブラジル南部、パラグアイとの国境付近に位置するフォスドイグアス市内のホテルが武装強盗に襲撃されました。犯人らは宿泊客らを人質に取り立てこもった後、近隣の路上で警察と銃撃戦になりました。一部は現在も逃走中です
事件が発生したのはフォスドイグアス市中心部、カルロス・マリア・ゴメス通りのホテルです。10人以上の強盗団が銃で武装し、ホテルを襲撃し従業員や宿泊客らの金銭・所持品の強奪を試みました。警察が駆けつけた際、一時宿泊客らが人質に取られましたが、犯人グループは車両でホテルから逃走に成功したとのこと。強盗・人質事案が発生したホテルの従業員や宿泊客に怪我はなかったと報じられています。
後ほど、盗まれたスマートフォンの位置情報を基に、同市内北東部の路上で警察が強盗団を発見した際、銃撃戦が発生しました。この結果犯人グループの1名がその場で射殺され、4人が逮捕されています。残る6、7名は銃撃戦の混乱に乗じて逃走に成功しており、現在も警察が追跡中です。
初期捜査によれば、犯行グループはパラグアイナンバーの車両を使用していた他、複数の銃や防弾チョッキを用意していたことが発表されています。なお、フォスドイグアス市はパラグアイとの国境に面しており、パラグアイ側はシウダード・デル・エステというパラグアイ第二の都市となっています。