ブラジル南部ロンドリナでの暴動

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2025年2月15日ブラジル南部パラナ州のロンドリナ市で警察に銃を向けた法令違反者が射殺されたことを受け、翌日以降暴動が発生しました。投石や放火が17件以上確認されており、4名以上が逮捕されています。現在は暴動が治まっていますが憲兵隊による捜査が継続中です

 

本件は15日夜、ロンドリナ市内で警察の駐車命令を無視して逃走した16歳と20歳の青年らが警察官に銃を向けたことから、警官が両名を射殺したことに端を発しています。本件を知った両人のコミュニティ関係者が抗議活動をはじめ、バスや消防車への投石・放火に発展しました。16日、17日にかけて暴動は継続し、市内の多くの場所で路上におけるベッドマットレス、タイヤ等の放火が発生した他、車両への放火も確認されています。二日間公共バスの運行が停止しましたが、18日以降は運行が再開されているとのこと。

 

暴動に関与した少なくとも4名が現行犯逮捕されています。ブラジルでは通常の犯罪捜査の中でひょんなきっかけからファベーラと呼ばれる貧困層住民のコミュニティなどが警察の捜査に反抗し、抗議活動や暴動につながることもある点注意が必要です。

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