2025年8月21日コロンビア南西部カリ市にある空軍学校正門付近で爆薬を積載したトラックが爆発し、少なくとも18名が死亡、60名以上が負傷しました。爆発により周辺の車両6台および建物が損壊し、警戒が強化されています。また警察ヘリへのドローン攻撃も確認されています
事件があったのは軍が運営する士官学校であり、軍と対立する反政府武装勢力、コロンビア革命軍(FARC)の残党による犯行とみられています。本件は一般の方への危害を目的としたものではなく軍事的に衝突してきた経緯や現在も掃討作戦が継続されている旧FARCによる軍・警察への反撃とみられます。旧FARCは2016年に解体済みで、政府とは和平合意が成立済みですが必ずしも一枚岩ではなく、軍関係施設へのさらなる攻撃等を計画している元構成員等が存在している可能性をしさしています。
滞在中の方は現地最新情報に十分注意し、現地治安当局や在コロンビア日本国大使館の指示・助言に従うようおススメします。