キューバ治安悪化傾向と邦人の強盗被害続発

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2026年4月初旬からキューバで大規模な受刑者釈放が行われています。現地ではエネルギー不足により社会情勢が混乱が続き、それに伴う治安悪化が懸念されており、日本人の強盗被害も発生しています。

 

キューバ政府は2,010人の受刑者を恩赦により釈放しており、宗教行事である「イースター/聖週間」に合わせた人道的措置と説明しています。若者、女性、60歳以上の高齢者、外国人などが対象で、殺人や性犯罪などの重大犯罪者は含まれておらず、受刑者の行状、健康状態、刑期の進捗などを基準に判断したと説明されています。3月にもバチカンとの協議を受け51人が釈放されており、今年2回目の大規模釈放となります。

恩赦の背景には、米国による厳しい圧力が続いていることがあります。最近まで継続していたトランプ政権の石油供給の遮断により、キューバでは深刻な燃料不足と停電が発生し、WHOは救急医療の維持が困難になっていると警告しています。米国とキューバは現在も交渉を続けていますが、双方が政治・経済面で譲れない立場を示しており、合意形成は容易ではありません。ロシアは支援として追加のタンカー派遣を表明し、エネルギー危機の一時的な緩和が見込まれています。

また現地日本大使館によれば4月2日、4月3日と立て続けに日本人の路上強盗被害が発生し、2件とも被害者の方は犯人ともみ合って怪我を負われています。同大使館によると最近は治安が悪化している可能性があるとのことですので、現地に滞在される方は外出時にはこれまで以上に周囲の様子に注意し、貴重品の管理に留意するようおススメします。

なお、海外ではスマホは強盗・窃盗の対象になる貴重品であることを認識し、歩きスマホをしないことはもちろん、路上でスマホを出すことは避けることを強く推奨します。また、万一強盗に遭ってしまった場合はご自身の命を守ることを最優先とし、犯人を追いかけたり盗られたものを取り返そうとしたりしないようにしてください。

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