エクアドル治安悪化に伴う非常事態宣言

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2025年1月2日、エクアドル政府は大統領令で7つの県および3都市に対し、治安対策強化を目的とした非常事態宣言を発しました。宣言の有効期間は60日間で3月2日までとなっています。合わせて夜間外出禁止令も6つの県で適用されます。

 

エクアドルでは昨年5月に7県と1都市に対する非常事態宣言が出されました。一旦宣言が期限切れとなりましたが、依然として犯罪組織等による凶悪犯罪が継続しており、今般昨年5月時点で対象となっていた7県に加えキト市、ラ・トロンカル市を加えた7県と3都市に対し非常事態宣言を発しています。

対象となる地域では治安維持に関わる軍や警察の権限が強化されています。これらに滞在する方は身分証を常時携帯し、犯罪組織とは一切無関係であることを常に証明できるようにしておくことを推奨します。

非常事態宣言の対象地域
(1)グアヤス県
(2)エル・オロ県
(3)サンタエレナ県
(4)マナビ県
(5)スクンビオス県
(6)オレジャナ県
(7)ロス・リオス県
(8)ピチンチャ県キト市
(9)アズアイ県カミロ・ポンセ・エンリケス市
(10)カニャル県ラ・トロンカル市

また、本宣言に伴う夜間外出禁止令(夜10時~翌5時まで)の対象地域は以下の通りです

(1) グアヤス県
ドゥラン、バラオ、テンゲル
(2) スクンビオス県
シュシュフィンディ、ラゴ・アグリオ
(3) オレジャナ県
ホヤ・デ・ロス・サチャス、プエルト・フランシスコ・デ・オレリャナ、ロレート
(4) ロス・リオス県
ババオヨ、ブエナフェ、ケベド、プエブロ・ビエホ、ビンセス、バレンシア、ベンタナス、モカチェ、ウルダネータ、ババ、パレンケ、キンサロマ、モンタルボ
(5) アスアイ県
カミロ・ポンセ・エンリケス
(6) カニャル県
ラ・トロンカル

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