エクアドル中西部飲食店への武装集団襲撃事案

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2025年7月27日現地夜、エクアドルグアヤス県エル・エンパルメ市の酒場にて、2台のトラックに乗った武装集団が突入しました。店内の客に向けて銃を乱射し、少なくとも19名が死亡、14名が負傷しました。犯罪組織間の対立による犯行とみられていますが、犠牲者には子供も含まれています

 

本事案はピストルやライフルで武装した多数の犯行者がアルコールを提供する飲食店に突入し、店内の客に無差別に銃撃を加えた事案です。違法薬物の密売や誘拐、鉱山の違法採掘などを手掛ける犯罪組織ロス・ロボス(意味は狼)が関与しているものと想定されており、対立するロス・チョロネス(意味はチョネ出身者)の間での抗争が銃撃事案につながったとみられています。

エクアドルでは近年、麻薬ルートを巡る犯罪組織間の争いが激化しており、暴力事件の急増が社会問題となっています。ノボア大統領は治安対策として治安当局の強化を進めており、警戒が高められています。

 

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