2025年8月20日エクアドルのノボア大統領は8月6日に発令した西部および南部4県で発令中の犯罪対策を目的とした非常事態宣言の対象地域を拡大すると発表しました。ラマナ市、ラスナベス市、エチェアンディア市が対象地域に追加され、治安当局による捜査や検問が強化されます。
今回の対象地域追加により現在の非常事態宣言の対象地域は以下のとおりとなります。
(1)グアヤス県
(2)エル・オロ県
(3)マナビ県
(4)ロス・リオス県
(5)コトパクシ県ラ・マナ市
(6)ボリバル県ラス・ナベス市およびエチェアンディア市
上記地域に適用される非常事態宣言は当初発令日から60日間となる2025年10月4日までが予定されています。当該地域では治安部隊による捜索や検問が強化される見通しですが、一般の方は当局の指示に従えばそれほど大きな影響はありません。現時点では外出禁止令などの措置は発表されていませんが、今後の情勢によっては追加の制限が導入される可能性もあります。