ジャマイカ首都政府機関への爆破予告

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2025年8月29日ジャマイカ首都キングストンで複数の政府機関に対する攻撃予告メールが確認されました。現地警察はパスポート・移民・市民権庁(PICA)に届いた脅迫メールを受け、一部政府庁舎を封鎖し、関係者に避難を指示した上で爆発物の捜査を行っています。

 

本件は本物の爆弾を用いた脅迫もしくは愉快犯の可能性双方が想定される事案です。メールには複数の政府機関を標的に爆破するとの記載があるとのことですが、具体的な機関名や動機は示されていない模様です。本脅迫は9月3日に控えるジャマイカ総選挙のために警察や選挙関連の業務に携わる国家公務員等、当日に投票ができない関係者のための期日前投票が行われており、選挙に関連した妨害行為の可能性も指摘されています。

現場周辺では警察車両が配備され、警戒態勢が強化されています。現時点で爆発物や武器などの発見は報告されていませんが、当局は引き続き調査を進めています。ジャマイカ滞在中の方は、政府関連施設周辺への立ち寄りを控えるとともに、現地報道や当局の発表を通じて最新の治安情報を確認し、安全を最優先とした行動をおススメします。また、9月3日の本投票日前後にも類似の脅迫や投票所等への攻撃が発生しうる点ご注意下さい

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