日本政府外務省による米・メキシコ国境付近注意喚起

この記事のURLをコピーする

2025年5月16日アメリカおよびメキシコ国内に所在する日本国大使館・総領事館から一斉に両国国境の特にメキシコ側治安情勢について注意喚起が発せられました。メキシコ国内には比較的高いレベルの危険情報が設定されていますが、特に外国人誘拐もしばしば発生するメキシコ北部米国国境地域で用心を怠らないよう呼びかけています

 

以下各地の大使館/総領事館からのメッセージ本文を転載します。

米・メキシコ国境付近のメキシコ各州の治安は不安定な状況が続いています。国境付近には多数の犯罪組織が存在しており、これら犯罪組織による道路封鎖や殺人、強盗といった凶悪犯罪に加え、外国人に対する誘拐事件もたびたび発生しており、日本人が犯罪に巻き込まれる可能性もあります。
また、麻薬等密輸及び不法移民の取締り強化のため、メキシコ政府は国家警備隊を国境付近に配備し、米国政府も同様に軍隊を国境付近に派遣しています。同措置への反発や米国から国外退去となった非正規移民及びメキシコ国内に滞留した移民による様々な治安への影響も懸念されています。国境付近で行動する場合には、引き続き十分な安全対策を行った上で、周囲に異常を感じたらその場を素早く離れる等、犯罪に巻き込まれることのないよう十分注意して行動してください。
なお、米・メキシコ国境付近を含め、メキシコ全土では、組織的な犯罪として誘拐が横行し、身代金を目的としたビジネスとしても定着しています。自らの身は自ら守る心構えを常に維持し、具体的には、目立たない、行動を予知されない、用心を怠らないことが重要です。

 

【参考】メキシコ治安最新情報

海外安全メールマガジン登録