2025年7月26日メキシコ中部アグアスカリエンテス州リンコン・デ・ロモス市において、連邦政府および州治安当局による犯罪組織の一斉取締りが実施され、組織メンバー18名が逮捕されました。同州内での混乱は当面継続する可能性があります。
本件はアグアスカリエンテス州北部の都市で犯罪組織拠点の一斉取り締まりが行われたことに端を発しています。警察・治安維持組織への報復目的とみられる放火や道路封鎖といった破壊行為が州内各地で発生し、これまで少なくとも30名ほどが逮捕されたと報じられています。現地報道によれば、妨害行為は乗用車および建物への放火、幹線道路の封鎖などに及び、州都アグアスカリエンテス市周辺でも断続的に緊張が続いています。地元当局は治安部隊を追加配備し、交通規制を含む対応を継続しています。
滞在中の方は当該地域を管轄する在レオン日本国総領事館から発せられている以下注意事項をご確認の上、安全第一で行動するようおススメします。
(1)常に情報収集に努め、危険な地区や規制されている地区には近づかないでください。
(2)外出時は周辺の状況変化に注意し、危険と感じた場合はその場から離れてください。また、武装した治安当局関係者(警察や軍関係者)やその車両が集まる場所には絶対に近づかないでください。
(3)治安当局による道路規制等の指示には従い、決して迂回するような行動はとらないでください。
(4)現場に遭遇した際は、安全に移動できる方法(徒歩、車両)を見定め、最適な方法で現場から避難すると共に、万が一、暴動に巻き込まれた際は、暴徒に抵抗したり無理にその場から切り抜けようとしたりせず、事態が沈静化したら身の安全を確保できる安全な場所まで直ちに移動してください。