メキシコ若者世代による大規模デモ再呼びかけ

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2025年11月20日メキシコ首都メキシコシティを含む主要都市部で若者世代(Gen Z)による抗議デモが広く呼びかけられています。15日に行われた前回の類似デモでは全国50都市合計で数万人が参加し、一部では衝突も発生しました。本日のデモも暴力行為が発生する危険性が指摘されており注意が必要です

 

メキシコでは麻薬対策等に力を入れていた市長の殺害事案を契機に若者世代が現政権や警察機構等の改革、汚職防止などを強く訴えるようになっています。11月15日に行われた同様の抗議では、数万人規模の参加者が集まり、メキシコシティを含む国内50都市以上でデモが発生しました。抗議は当初平和的に始まりましたが、一部地域で警官隊と衝突が発生、市民20名と警察官100名以上が負傷、約20名が逮捕されました。参加者には若者だけでなく、野党支持者や殺害されたミチョアカン州ウルアパン市長カルロス・マンソ氏の支持者も含まれており、世代を超えた広がりを見せています。

 

今回改めて11月20日にデモが呼びかけられていること、SNS上で呼びかけが広まっていることを踏まえ、メキシコ治安当局は警官らの配備を増員し、首都市内ソカロ広場や政府関連施設周辺にバリケードを設置するなど警戒を強めています。現地アメリカ大使館も「デモは暴力化する可能性がある」として渡航者に注意を呼びかけています。

現地滞在中の方はメキシコシティ中心部(ソカロ広場、ナショナルパレス周辺)を含むデモ予定地への不要不急の立ち入りを避け、最新の現地情報に基づき、安全確保を最優先に行動することをおススメします。

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