南米5か国での黄熱病増加

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2025年の入り、南米特にアマゾン川周辺の熱帯雨林に位置する5か国(ブラジル、コロンビア、ボリビア、エクアドル、ペルー)で黄熱病の感染者が増加しており今年4か月で昨年1年間を超える85名が死亡しています。WHOや各国政府保健当局が注意を呼び掛けています

 

2025年1月~4月末までの統計でブラジル、コロンビア、ボリビア、エクアドル、ペルーの5か国では黄熱の感染者数が212人、死者が85人となっています。昨年2024年は1年間で黄熱病の感染者数が61人であったことを考えると感染者数は昨年比約7倍であり、各国保健当局も注意喚起を呼び掛けています。感染の拡大に伴い一部の国では黄熱病のワクチン接種証明書の提示が入国条件となっていますのでご注意下さい。

黄熱病は蚊(ネッタイシマカ)によって感染が媒介されるウイルス性の感染症であり、発症すると高熱や頭痛、嘔吐といった症状が現れます。日本政府厚生労働省の検疫所も「黄熱に注意しましょう」というページを設定しており特に南米やアフリカに渡航される方向けに注意喚起を行っています。

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