2019年6月9日、ペルー保健当局は首都リマを含む5つの行政区域でギラン=バレー症候群が多発していることを踏まえ、非常事態宣言を発しました。この非常事態宣言は90日間有効です。
既に4名の方が関連した症状で死亡し、206名の感染者が確認された、とのこと。手足のしびれや麻痺などを感じたら速やかに医療機関にかかるよう呼びかけています。
日本のNHKでも注意を呼び掛けるニュースが流れました。
昨年も同時期に同じギラン=バレー症候群の患者が増えた経緯があります。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は蚊によって媒介されるジカウイルスとの関連を疑っているようですが、ギラン=バレー症候群が流行している正確な背景はよくわかっていません。滞在中の方はご自身の健康状態に問題がないか、また現地医療機関等からの最新の注意喚起がないかご注意下さい。
【参考情報】 ペルー北部でギラン=バレー症候群と思われる症状を発症した方が20名近く報告されました。同症候群はウイルス等が神経に入り一時的に筋肉のマヒが起こりますが、通常広く伝染しないものです。原因究明が続いていますが、滞在者皆様は衛生対策を講じてくださいhttps://t.co/jR9mLd8D2z
— 海外安全.jp (@kaigaianzenjp) May 12, 2018