2025年12月2日ペルーの首都リマで大統領選立候補予定者の車両が銃撃を受ける事件が発生しました。本人に怪我はありませんでしたが、政情不安と治安悪化への懸念が高まっています。本事件を受け、選挙管理委員会は翌3日、大統領選挙候補者に防弾チョッキを供与すると発表しました。
選挙管理委員会は防弾チョッキの配布について、候補者や選挙関係者の安全確保を最優先するための措置であると発表し、立候補者全員に防弾チョッキを配布するとしています。また、選挙事務関係者にも銃撃被害を防ぐ装備が支給されるとのこと。同日行われる予定の議会選挙の候補者への供与については未定とのことですが「2021年の選挙よりも2026年の選挙は暴力的になりうる」とのコメントがなされており、選挙関連の安全対策強化が検討されています。
ペルーでは2026年4月12日に大統領・副大統領、国会議員を選出する総選挙が予定されています。ペルー国内でも過去に選挙に絡んだ暴力事件は複数発生しており、滞在中の方、現地渡航予定の方は事前の情報収集、安全対策を怠らないようおススメします。


