ペルー大統領選/総選挙に向けた注意喚起

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2026年4月12日ペルー全土で大統領選挙と上下両院の議会選挙が実施されます。大統領選では過半数獲得者が出なければ6月7日に決選投票が行われます。異なる政党の支持者間での衝突等が発生する可能性があるため、投票日前後は投票所付近や不特定多数の人が集まる場所への接近は避けることをおススメします

 

今回の選挙は、近年の政治的混乱と治安悪化を背景に行われます。2025年10月には当時のディナ・ボルアルテ大統領が「恒久的な道徳的無能力」を理由に議会で弾劾・罷免され、議会議長のホセ・ジェリが暫定大統領に就任しました。しかし、そのジェリ暫定大統領も2026年2月に汚職疑惑をめぐり議会で再び弾劾され、わずか4か月で退任する事態となりました。この短期間での2度の大統領罷免は、政治不安の深刻さを象徴していると言えます。治安面でも、暴力犯罪や恐喝が急増し、リマやカヤオを始め多くの地域で非常事態宣言が発令されるなど社会不安が高まっており、治安改善を求めるデモが断続的に発生しています。

こうした状況の中で行われる総選挙は、国の安定を左右する重要な局面と位置づけられています。また今回の総選挙では、1993年に廃止された二院制(上院60議席・下院130議席)が復活し、国の政治体制が大きく変わる節目となります。

現地滞在中の方は、選挙日前後にデモや道路封鎖が発生する可能性があるため不要不急の外出を控え、大規模集会や政府関連施設周辺には近づかないよう注意してください。移動の際は時間に余裕を持ち、夜間外出は避け、最新の治安情報を随時確認することをおススメします。

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