マダガスカル大統領暗殺の試みに関する混乱

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2021年8月1日マダガスカル当局はラジョエリナ大統領暗殺を企てたとして軍や警察幹部を含む21名を逮捕したことを発表しました。うち少なくとも1人はフランス国籍の外国人、2名はフランス国籍も有する二重国籍者であると報じられています。

 

マダガスカルでは6月26日の独立記念日前後に警察機構のトップへの暗殺未遂事案が発生するなど、政治的な混乱・権力闘争が継続しています。現時点で一般治安への大きな影響は発生していませんが、当面の間政治情勢も踏まえた状況の確認が必要と言えます。

 

なお、上記の政治情勢とは別に、新型コロナウイルス感染症の影響で国内の食料確保が難しくなっており、飲食料品を求める一般市民らが反政府抗議デモに訴えるケースも報じられています。治安当局との衝突や、治安当局による過剰な暴力に反対する暴力的な行為の報告もあり、こちらも動向に注視が必要です。

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