イラクバグダッド市内大使館街へのロケット砲着弾

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2019年5月19日現地夜、イラクの首都バグダッド市内で何者かがロケット砲を発射し、アメリカ大使館から約1キロの地点に着弾しました。各国大使館が集まるエリアは「グリーンゾーン」と呼ばれており、このグリーンゾーンにロケット砲が発射されるのは昨年9月以来約8か月振りです。

 

英BBCのグリーンゾーンマップ(2004年当時)より

 

イラク国営放送によれば、このロケット砲による死傷者はいないとのこと。また、ロケット砲を発射した犯人は不明であり、犯行声明も出ていないとされています。

 

着弾地点は日本語メディアで報道されているほど、「アメリカ大使館付近」というわけではありません。しかしながら、アメリカとイランの対立が先鋭化しており、イラクを中心とする中東地域でアメリカ人への脅威が高まっていることを踏まえアメリカ政府が在イラクアメリカ大使館から一部スタッフを国外に避難させた矢先でした。

 

 

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