イスラエル警察とパレスチナ人衝突事案

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2021年5 月7日エルサレム旧市街にあるアルアクサモスクでイスラエル警察とパレスチナ人との衝突により、少なくとも178人が負傷しました。

パレスチナ人のデモ参加者を押さえつけるイスラエル警察当局(The Mercury Newsのウェブサイトよりキャプチャー)

 

本年4月中旬からはじまったラマダン月の間に、東エルサレムのシェイクジャラ地区でイスラエル人とパレスチナ人との間で毎晩衝突が発生しました。

イスラエル占領下のヨルダン川西岸でも暴力が増加しており、7日にはイスラエルの基地で発砲した後、2人のパレスチナ人武装集団が殺害され、1人が重傷を負いました。

最近では、イスラエルが東エルサレムのシェイクジャラ地区で数十人のパレスチナ人を追放すると脅迫したため、衝突が発生しています。

 

5月9日の夜は「カドルの夜」として、ラマダンのイスラム教徒の聖なる月で最も神聖なものです。イスラム教の信者らは、例年エルサレムの旧市街にあるアクアモスクに祈りのため集まります。

他方、同じく9日はイスラエルが東エルサレムの併合を祝い、宗教ナショナリストが市内でパレードやその他の祝賀会を開催する国民の祝日であるエルサレムの日の始まりでもありますので、緊張が高まっています。

 

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