イスラエル主要都市テルアビブ市内での衝突

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2023年9月2日イスラエル最大都市テルアビブ市内のエリトリア大使館付近でエリトリア人を中心とする群衆同士の衝突が発生しました。治安要員を含む少なくとも100名以上が負傷し、治安当局は群衆を解散させるために威嚇射撃も実施しました

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エリトリア人グループによって損壊したイスラエル警察のパトカー(BBCのウェブサイトよりキャプチャ)

テルアビブ市内にあるエリトリア大使館が同国の独立30周年を記念するイベントを開始しようとしたところ、反エリトリア政府の主張を持ち、イスラエルに亡命を希望するエリトリア人らのグループが大規模な抗議デモを行ったことが背景にあります。大使館主催のイベントのために集まっていたエリトリアの現政権支持派と反政府派が衝突し、多数の負傷者が発生しました。イスラエル警察が介入し、群衆を解散させようとしましたが、エリトリア人らと警官らも衝突に至ったため、警官の一部が空中に威嚇射撃をするなどして解散させたとのことです。

 

エリトリア国内では独立以来約30年強権的な政治体制が継続しています。イスラエルのみならず、カナダやスウェーデン等でもエリトリア大使館付近で現政府の支持者と反政府派の衝突が発生した事例があります。

 

イスラエルに限らず、群衆が大勢集まっている場所やデモ行進が行われている様子を見かけた場合には近づかないことを推奨します。

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