イスラエル全土反政府抗議デモの呼びかけ

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9月2日イスラエル最大の労働組合が中心となり、テルアビブをはじめ全土で反政府ストライキを呼び掛けています。パレスチナ武装勢力との人質解放交渉が進まないことへの抗議が目的です。1日の夜には50万人を超える抗議者が集結しており、本日も大勢が集まる見通しです

 

1日、イスラエル軍はパレスチナのガザ地区から昨年10月7日以降、武装勢力ハマスに捕らわれていた人質6人の遺体を回収したと発表しました。人質の解放を求める親族やその支持者から見れば、パレスチナ武装勢力への攻撃を継続しても人質解放につながらない現状に政府への不満が高まっています。一部の抗議者らはネタニヤフ首相に対し、パレスチナ側との停戦交渉を求めるシュプレヒコールを行い政府への要求は大きな声となっている状況です。イスラエル最大の労働組合がストライキを呼び掛けたことで、2日にはテルアビブを中心にイスラエル国内全土で様々な反政府抗議活動が行われる見通しであり、テルアビブ郊外の空港も朝8時から一時的に閉鎖されるとのこと。

現在イスラエル領内に残る日本人の皆様は群衆の集結地点には絶対に近づかないよう強く注意喚起します。

10月7日以降、イスラエル軍はガザ地区での武力作戦を通して、少なくとも40,738人のパレスチナ人を殺害し、94,154人を負傷させたと報じられています。
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