シリア首都他、イスラエルによる空港攻撃

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2023年10月12日シリア国営放送は同国首都ダマスカス及び北部アレッポの空港がイスラエル軍によって攻撃されたと発表しました。現在両空港は使用不能になっているとのこと。いずれの空港もレバノン武装勢力の武器輸送の出発地となっています。

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攻撃によって破壊された首都ダマスカスの空港ターミナルの様子(アルアラビーヤのウェブサイトよりキャプチャ)

イスラエル政府やイスラエル軍は現時点で本攻撃についてなんらコメントを発していません。13日イランの外務大臣がシリア入りする予定であり、その直前に攻撃が行われたことになります。イスラエル政府は先般からイランの武器がシリア経由でレバノンやパレスチナに輸送されていると主張していました。今般レバノン及びパレスチナ武装勢力ハマスによるイスラエルへの攻撃が激化したことを受け、武器の供給源となっているシリア国内の空港を攻撃した可能性が否定できません。なお、ダマスカス及びアレッポの空港は民間人が利用する商用機が離発着するエリアと併設して軍用機の離発着・駐機場エリアが隣接しています。

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