2025年3月11日アラブ首長国連邦国内アブダビに位置するザイード国際空港で、日本人が治安当局によって一時身柄を拘束されました。空港の許可されていない場所や業務従事中の治安当局者の写真撮影が原因でした。不注意であっても海外では写真撮影を理由にした取り調べ、拘留の恐れがあります。
本件は注意喚起で済みましたが、場合によっては「スパイ罪」の疑いをかけられてもおかしくない事案でした。政府や軍、警察関係の施設、橋や空港、大規模な工場等、あるいは公務執行中の治安当局者の撮影が禁止されている国・地域があります。皆さんにスパイ行為の意図がない場合でも、このような施設や人物を撮影した場合、現地の法律に基づき一時的な逮捕、拘留、あるいは刑罰が科される可能性も否定はできません。また、群衆が集まっているデモや集会の現場で許可を得た報道関係者以外による撮影も場合によって取り調べや身柄拘束の恐れがありますのでご注意下さい。