2025年7月8日、イエメンの沖合を航行していた貨物船がイスラム教武装勢力フーシ派による攻撃を受け沈没しました。船は沈没し、乗員少なくとも4名が死亡しています。残る乗員の内少なくとも6名はフーシ派が誘拐したと報じられています。
攻撃を受けたのはギリシャ船籍の貨物船「エタニティーC」号です。乗組員22名と警備員3名が乗っていた船は攻撃を受け沈没しました。少なくとも4人は攻撃の際に死亡しましたが10名が救助されています。残る11名は現時点で行方が分かっておらず、フーシ派が誘拐した可能性が指摘されています。攻撃を実行したイエメンを拠点とする武装勢力フーシ派は「貨物船の乗員数人を救助し安全な場所に移送した」と発表していますが人数を明らかにしていません。
本貨物船の乗員はほとんどがフィリピン人でした。一般的な日本人の皆さんには影響は小さいと想定される事案ですが、イランとイスラエルの軍事衝突から間を空かずにこのような事態が発生している点は注目に値します。