1月14日カナダ東部トロント市内のコインロッカーで不審物が発見され、警察が爆発物であることを確認しました。爆発物処理班が安全な場所で爆破処理し、被害は発生していません。本物の爆発物がカナダ主要都市部で発見された事案ですが現時点で背景は不明です
今回爆発物が発見されたのはトロント市内1月14日、トロント市内北東側のバーモンジーロード沿いのコインロッカーだったということです。不審物の発見情報を受け駆けつけた警察が物体を確認したところ爆発物の疑いがあったことから爆発物処理班が出動しました。警察から「安全な場所で爆破処理を行った」旨発表があったことを考えれば通報のあった不審物は本物の爆発物であったものと想定されます。
カナダでは銃撃事件こそしばしば発生するものの、爆発を伴うテロや襲撃事案は発生していません。他方、今回主要都市のひとつであるトロント市内の一般の方も通行する場所で爆発物が発見されたことは「潮目の変化」と解釈できなくはない事案です。現時点で本件の関係者や爆発物が保管されていた背景は不明ですが、現地日本国総領事館からは不審物に対する基本対応である「疑って見る・近づかない・必要に応じ警察に通報する」の三点について注意喚起が発せられました。