2026年1月11日、アメリカのロサンゼルス市ウェストウッド地区で、デモ参加者の集団に車両が突入する事案が発生しました。反イラン政権デモが行われていた場所で起きたもので、複数名が負傷したと報じられています。犯人はその場で拘束済みです
事件は午後2時頃から行われていた反イラン政権デモの最中に発生し、トラックがデモ参加者の集団に向けて走行したものです。デモには1979年のイラン革命前に用いられていたイラン国旗を掲げるなどしていました。事件当時周辺には数千人規模の参加者が集まっていたとみられています。車両が突入した後、現場では参加者らが車両を取り囲み、窓を叩くなど混乱が生じ、警察が運転手を拘束したとされています。
ロサンゼルス消防局によれば、少なくとも2名が現場で負傷の評価を受けましたが、いずれも病院への搬送は拒否したとされています。その他の重傷者は確認されていません。警察は運転手の身柄を確保し、動機や背景について捜査を進めています。実行犯は大手運送用車両レンタル会社のロゴが入ったトラックを運転しており、本突入用にレンタルしたものと想定されます。犯人は群衆突入前にスピードを落としており、大勢を殺害する目的というよりは、抗議活動を妨害することが目的だったと想定されます。またトラックには「USA : Don’t repeat 1953」と記された布が掲げられており、1953年にアメリカが関与したとされる軍事クーデターと現在の情勢を重ねる主張があったとみられます。
ウェストウッド地区は大学や連邦施設が集まる地域で、政治的・国際情勢に関連したデモが頻繁に行われています。イラン国内から離れた国・地域であってもイラン関連やその他大規模なデモや抗議活動は怒りえます。群衆の集結地点周辺では突発的な暴力行為に巻き込まれる危険性があることを示唆する事案です。


