サモア デング熱感染拡大に伴う警報の持続

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2025年4月中旬以降、サモア政府保健当局は同国内でのデング熱感染数が高止まりしており、医療システムへの負荷が高まっていることを踏まえ警報を発しています。デング熱に感染したサモア人の少年がNZに緊急搬送されたものの死亡した事例も報告されています。また近隣の島国クック諸島、トンガ、フィジーでもデング熱感染者の増加が報告されています。

 

4月17日の時点でサモア政府は同国内でデング熱患者が急増していることを踏まえた警告を発していました。サモア首都アピアの西側ムリフアナ近辺の村落で多く感染事例が発生しています。18日にはデング熱に感染し、症状が重篤化したことでNZのオークランドの病院に運ばれていたサモア人少年が同病院内で死亡する事案も報告されました。蚊によるウイルス媒介が原因で感染症が広がることを踏まえ、サモア保健当局は住民に今一度感染対策、特に蚊に刺されないように対策すること、蚊が散乱する水たまりなどを作らないこと、など注意喚起を行っています。

 

また、太平洋島しょ国一帯の中ではクック諸島、フィジー、トンガ、でもデング熱感染が例年よりも多いあるいは急速に患者数が増加していることを踏まえて注意喚起がなされています。これらの国に旅行を計画している方は蚊に刺されないよう長袖・長ズボンの着用を心がける、必要に応じて蚊よけ(蚊取り線香、虫よけスプレー等)を使用することを推奨します。

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