パキスタン北西部モスク爆弾テロ

この記事のURLをコピーする

2022年3月4日にパキスタン北西部ハイバル・パフトゥンハ州ペシャワール市内で金曜礼拝中のモスクにおいて爆弾テロが発生し、少なくとも56 人が死亡、約200人が負傷しています

peshawar-blast
自爆テロにより破壊されたモスクの内部(アルジャジーラのウェブサイトよりキャプチャ)

報道によると、武装した2人がモスクの入り口付近で警察官と銃撃戦となり、1人がモスク内に侵入、自爆しました。事件現場は同じイスラム教でも現地で少数派のシーア派信徒が礼拝を捧げる場所でした。現時点で犯行声明を発表したグループはいません。

 

ペシャワールはハイバルパフトゥンハ州の州都であり、事件現場となったモスクでの金曜日の礼拝時間帯にはいつも多くの人が訪れる場所柄でした。イスラム教徒が多く、信教上金曜日の礼拝には宗教施設に多く人が集まる場所ではこうした事件がしばしば発生する点、改めてご確認下さい。

パキスタンでのテロ事件は2011年~2014年頃のピークと比して減少しているものの依然として多いと言えます。現地滞在中の方は警察・治安部隊の集まる場所、宗教関連施設等の攻撃の標的となりやすい場所には近づかないことをおススメします。

 

追。https://edition.cnn.com/2022/03/04/asia/pakistan-peshawar-blast-intl/index.html

 

海外安全メールマガジン登録