現役のアメリカ軍人に教わる護身術
代表の尾崎が参加した訓練では、現役のアメリカ軍兵士から直接緊急時の護身技術を学ぶ講座もあったとのこと。
襲撃犯と取っ組み合いになった時にどうするか・・・
武器を持っている相手と出会ってしまった際、どのように逃げるか・・・
不意に手をつかまれたらどのように振りほどくか・・・
ほんのちょっとのコツを学ぶだけで、経験豊富な(要するに御歳を召した)専門人材や女性でも相手をひるませ、自分が逃げる時間を確保することができるのです。体の使い方や身近な道具の活用法など、具体的に説明され、その後マットの上で、二人一組もしくは三人一組で約1時間にわたり、体を動かしながら(汗だくになりながら)実戦形式で軍人に動きを叩き込まれるとのこと。
自身も訓練に参加している代表の尾崎によれば
「若いアメリカ人で経済分析の専門家なのにやけにムキムキのお兄ちゃんや、電力の専門家でどう考えても俊敏に動けそうにない太鼓腹のスペイン人、やたらとスタイルのいいイタリア人女性などとも組み手をしたよ」
とのこと。何とも興味深いトレーニング風景ですね。
尾崎が言うには
「直接アメリカ軍の軍人からマーシャルアーツ(当然ごく一部ですが)を学ぶ時間を確保しているのはアメリカで行われる訓練ならではかもしれない」
とのこと。なるほど、自分の身は自分で守るという方針の素、最後の手段として「戦う」ことも想定して、訓練プログラムが組まれているのかもしれませんね。
ただ、尾崎はこの訓練について思いがけない一言を付け加えていました。
それは
「まぁ軍人が言うには護身術なんて気休めらしい。
確かに一時間で学べる護身術で武装グループと戦えるとは思えなかったな」
という一言でした。ある意味せっかくの護身術講座を全否定するような発言。
では、一体全体この護身術訓練には意味があるのでしょうか?
【次ページでは・・・護身術を学ぶ本当の意味合いをご説明します】