2022年8月1日南アフリカ最大都市ヨハネスブルグ北東テンビサで電気料金を含む生活費高騰に抗議するグループに対し、治安当局が発砲する事案が発生しました。抗議者らはテンビサの街中で幹線道路を封鎖し、タイヤを燃やすのみならず公共の建物に放火するなどしていました。
治安当局は強制的にデモ隊を解散させようとしており、一連の取り締まりの中で実弾が発砲されたものと思われます。デモには数千人が参加しており、放火を含む破壊行為なども行っていたことが確認されています。生活費高騰は短期的に収束する見通しは立っておらず、類似の抗議活動は継続する可能性が見込まれます。群衆や治安当局の集結地点に不用意に近づくと衝突の影響を受ける可能性がある点ご注意下さい。
南アフリカでは2021年3月にもヨハネスブルグのWits大学の学生を中心に奨学金制度への抗議活動が拡大し、1名が死亡する事案が発生しています。
One person has been killed during a student protest in #SouthAfrica at Wits University in #Johannesburg. They are demonstrating over a government-sponsored tuition aid scheme. #witsprotest https://t.co/wvalEAZBaU
— africanews (@africanews) March 10, 2021