2022年12月6日タイとマレーシアの国境付近ソンクラー県の鉄道線路が爆破されました。この事案により鉄道会社の社員ら3名が死亡、4名が負傷しました。爆破現場は3日にも線路の爆破が発生しており、脱線した車両の復旧作業を行っていました。
タイ最南部と呼ばれるマレーシアとの国境付近ではこれまでもたびたび独立を主張するグループによる武力行使が行われてきました。今般、3日に一度目の爆発により列車が脱線させられた上で、連日復旧作業を行っていたタイ国鉄関係者を標的として二回目の爆発を起こしたものと想定されます。
タイ最南部は日・米・英・豪いずれの政府もタイ国内の他の地域よりもリスクは高いと指摘している点、改めて注意が必要です。