イスタンブール商業地区での爆発

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2022年11月13日トルコ国内最大の都市イスタンブール市内中心部イスティクラル通りで爆発が発生しました。少なくとも6名が死亡、80名以上が負傷しています。現時点で詳細は分かっていませんが政府はテロ事案と発表しました。

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爆発現場は観光客にも人気の繁華街だった(NPRのウェブサイトよりキャプチャ)

 

爆発が発生したのは現地16時過ぎであり、日曜日の午後、気候も良いタイミングであったことから周辺には子供連れを含む大勢の一般人が集まっていました。

監視カメラ映像の分析を踏まえた政府の発表によれば爆発の40分ほど前からベンチに座っていた人物が爆発の1分前に立ち上がり、カバンのようなものを置き去りにし、それが爆発したとのこと。爆発物を置いてその場を離れた人物は女性のように見えるとのことで、トルコ副大統領は「女性によるテロである」との発言を行っています。

 

現在事件現場は封鎖されており、警察の捜査が続けられています。現場付近に接近しないようご注意下さい。

 

現時点で犯行の背景は判明していませんが、多くの一般人が集まる場所で、不特定多数を狙った事案であることは間違いありません。日本人にも被害に遭っていておかしくはない事案と言えます。現在現地日本国総領事館が日本人の被害を確認中です。万が一ご自身が被害に遭っている場合、あるいは友人等で連絡がつかない場合には現地日本国総領事館に連絡することをおススメします。

 

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現地日本総領事館による日本人向けの呼びかけ。被害を受けた方は連絡を(外務省ホームページよりキャプチャ)

 

11月15日追記

トルコ治安当局は事件発生から約一日で実行犯とみられるシリア人女性を皮切りに46名を逮捕したと発表しました。クルド人による独立国家創設を主張するクルディスタン労働者党の関係者がほとんどとされています。

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