0コンゴ民主共和国における日本人向けの緊急連絡先

◎在コンゴ民主共和国日本国大使館  :+243-(0)81-555-4731~34

◎同大使館緊急連絡用電話      :+243-(0)81-880-5059

(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察  :112

◎消防  :081-970-5050(キンシャサ市)

099-936-9936(火災出動部隊)

1.総論

コンゴ民主共和国に対しては各国とも全土に極めて高い警戒レベルが設定されています。特に東部諸州および南部カサイ州、中央カサイ州、東カサイ州周辺と中央アフリカ、南スーダンとの国境付近への警戒度が高くなっています。
各国政府によって若干範囲が異なるものの、こうした地域では伝統的な地元部族の民兵と治安当局がしばしば衝突しているとされており、不用意に立ち入り巻き添え被害に遭うことがあるためいずれの政府も立ち入りは推奨していません。
他方で、これら以外の地域も安全であるとは評価されておらず、ギャング集団を含む犯罪者が路上での強盗や住居・事務所などへの侵入盗に及んでいることを各国政府とも記載しています。犯罪には十分注意し、移動手段や宿泊場所を選定するよう助言が記載されています。
なお、立ち入りが推奨されていない地域ではありますが、北キブ州とイツリ州で致死性の高いエボラ出血熱の流行が観察されています。

 

【海外安全.jpのコメント】

コンゴ民主共和国は各国とも多少範囲に違いはありますが東部および南部を中心に立ち入りを推奨しない地域が広めに設定されています。旅行や出張を計画する際には、自分が立ち入るエリアが日・米・英・豪各国にとってどのように評価されているかを必ず確認することをおススメします。

 

首都キンシャサをはじめ、立ち入りが推奨しない地域以外でも犯罪が凶悪かつ多発していること、政治的な不安定さ(特に2018年大統領選挙前後)から大規模なデモや政治活動に巻き込まれること、が特に懸念されています。

日々治安情勢は変化しており、コンゴ民主共和国への渡航前に最新の情報を確認することが、安全確保の第一歩です。

 

2.日本政府の危険情報

 

「レベル4:退避してください」が設定されている地域

カサイ州、中央カサイ州、東カサイ州、バ=ズエレ州の中央アフリカ国境地帯、オー=ウエレ州,イトゥリ州,北キブ州及び南キブ州

「レベル3:渡航は止めてください」が設定されている地域

北ウバンギ州の中央アフリカ国境地帯及び南ウバンギ州の中央アフリカ国境地帯

「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」が設定されている地域

上記を除く全域

 

最も警戒レベルの高い「レベル4:退避してください」が設定されている地域では地元武装勢力、民兵組織と政府治安当局の衝突が断続的に続いていることが記載されています。

中央アフリカとの国境地域では隣国中央アフリカの治安悪化に伴い、同国から難民が5万人以上流入しているほか、旧中央アフリカ政府軍兵士を含む戦闘員等が越境・潜入している危険性も指摘されています。

 

上記地域に比較すると危険情報のレベルが低いですが、首都キンシャサを中心に全土でストリートチルドレンや不良青年団などによる暴力行為、犯罪行為が発生していることが記載されています。テロや武力衝突ではありませんが、日本とはこうした犯罪の手段や発生頻度がかなり異なります。日本政府外務省からは

・日中でも徒歩による単独での移動を避け、できる限り車両を利用する

・車両のドアは必ずロックし、窓は開けない

・デモ等群衆が集まっている場所には近寄らない

・深夜の外出は、車両を利用する場合であっても極力避ける

・強盗に遭遇した場合には、生命に危険が及ばないよう抵抗しない

といった注意事項が明記されています。

 

加えて政治的に不安定な状況が継続しており、デモ等に伴う死傷者が発生していることも明記されています。

 

なお、現在北東部北キブ州やイツリ州で致死性の高いエボラ出血熱の感染が発生しています。両州とも「レベル4:退避してください」が設定されている地域であること、また国内全域に感染が広がっている状況ではありませんが、注意が呼びかけられています。

3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

国内東部およびカサイ3州

(武力紛争に巻き込まれる恐れがあるため)

上記を除く全土

(市民騒擾および凶悪な犯罪が多発しているため)

 

アメリカ政府はコンゴ民主共和国全土に対し、治安情勢は楽観視できないと評価しています。地元民兵等による武力紛争に巻き込まれないよう東部地域とカサイ三州には「渡航を中止してください: Do not travel」が設定されており、立ち入りは推奨されていません。

これら以外の地域全域でも市民による大規模デモが暴徒化したり、強盗や住居への武装犯の侵入、強姦等凶悪な犯罪が多く発生していることが注意喚起されています。また、こうした犯罪実行者の一部は警官や治安当局を装うこともある旨記載されています。さらに、現地治安当局は必ずしも凶悪犯罪に適切に対応できない可能性があることも明記されています。

 

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

 

イギリス政府は以下の地域に対し、警戒レベルの最も高い「渡航を推奨しません:Advise against all travel」を設定しています。

・カサイ三州、オーウエレ州、オーロマミ州、イツリ州、北キブ州(ゴマ市を除く)、南キブ州(ブカブ市をの除く)、マニエマ州、タンガニーカ州

・中央アフリカ及び南スーダンとの国境から50キロの地域

 

これら以外の地域は首都キンシャサを含め「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」が設定されています。

 

特にコンゴ民主共和国東部では地元武装勢力の活動が続いており、治安情勢が流動的であること、またイギリス政府、現地大使館も十分な支援を行えない可能性が高いことから一部地域への立ち入りは推奨されていません。

 

またトラベルアドバイス上の注意が「渡航前に注意事項を確認してください:See our travel advice before travelling」に留まっている地域でも路上犯罪、強盗が多く発生していることが明記されており、タクシーは事前予約されたもの以外乗らないようアドバイスされています。また金やダイヤを値引きするといったギャングの誘いには絶対に乗らないよう注意されています。

過去、キンシャサやゴマに拠点を置く国際的なNGOの事務所も犯罪の標的となったことが明記されています。

 

なお、同国東部で流行中のエボラ出血熱への注意喚起も記載されています。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

 

オーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

最もレベルの高い「渡航を取りやめてください:Do not travel」はカサイ州、中央カサイ州、東カサイ州、南キブ州、北キブ州、イツリ州、マイネマ州、タンガニーカ州、バ・ズエレ州、オ・ウエレ州に設定されています。これら地域では地元武装勢力による暴力、治安当局との衝突が懸念されており立ち入りが推奨されていません。

 

また、その他全域でも犯罪発生率の高さ、犯罪の凶悪性を背景に、政治的また治安的に不安定であると指摘されています。残る全域も5段階中上から2番目となる「渡航の必要性を再検討してください:Reconsider your need to travel」が設定されています。

 

なお、同国東部で流行中のエボラ出血熱への注意喚起も記載されています。

6.最近の治安ニュース

2018年11月26日~29日までの4日間、在コンゴ民主共和国アメリカ大使館は具体的な脅威情報があるとして閉鎖されています。